花芽 検鏡
現在育苗中のイチゴの苗をどのタイミングで本圃(ハウス)に植えつけるかは、苗の生長点の状態を見極めてからというのが、イチゴ栽培の基本です。
生長点は、夏の間葉っぱになり続けますが、一定の気象条件や栄養状態により、葉っぱの芽ではなく花の芽に変化します。これを「花芽分化」と言います。
「花芽分化」する前の苗を本圃に植えつけると、しばらくの間葉っぱだけが生えてきて、イチゴの開花・収穫が極端に遅れてしまいます。
花芽分化を確認して直後に植え付けを行うことが早出しと収量増につながると言われています。
育苗中の苗を何本か無作為にサンプリングして、葉っぱをむしり、葉っぱの奥の奥の生長点を実体顕微鏡で観察します。いくつか花芽を確認できた苗もありましたが、全体の割合としてはまだまだその時期に来てはいなさそうです。
三軒屋の若い衆が研修中です。
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